昨日、スイミングの帰り、なにげにラジオをつけた。

たまたまテレビモードになっていて、『世界!爆笑おバカ映像ウンヌン』という番組が写った(←正確には、音声が聞こえた)。

世界各国の「バカな泥棒」の映像を流しているらしい。

 

家人に見つかって、炎天下、焼けそうな屋根の上を逃げ回る犯人とか、ケバブを盗もうと手を出したら激熱で仰天した犯人とか、逃げる途中、盗んだカバンか財布の口が開けっぱになっていて、お金が全部ばらまかれてしまったとか、ライチを盗んでバイクで逃走中、ライチをばらまいたとか。

赤信号のたびにブレーキを踏んで映像をチラ見した。

スタジオにいる芸能人があざけりながら大笑いしたりしている。

 

私はものすごく不愉快な気分になった。

 

確かに、泥棒は犯罪だ。そして、今回写された泥棒は、ドジをして目的を果たせなかった。

だけどそれ、笑いながら見る映像か?

 

チラ見した限り、笑いものにされている犯人たちは、生活苦のため、もっと言ったら今日、食べるものもないため、つまり生きんがため盗みをしているように見えて仕方がなかった。

犯罪イコール悪。だけど、イコール悪だけか。そんな簡単な数式で済まされるものか。

少なくとも、お笑いで見るものではない、と私は思う。

 

この番組、フジテレビ。

余計に印象が悪くなった。

 

 

 

 

 

 

100円が あったらつながる 命ある

鞠子

 

ブログランキング・にほんブログ村へ