インフルエンザが猛威をふるっている。
そのことについてインフルエンザ委員会委員長が「コロナ禍でインフルエンザが流行せず、ウイルスから防御する抗体の保有率が低下していることが今季の流行要因の一つではないか」という分析を発言していた。
だがしかし、こういう趣旨の発言を目&耳にするたび、私は疑問に思う。
「ウイルスから防御する抗体」は、流行しないと減るものなのか。コロナ禍、インフルエンザが流行しなかった、その理由もよく分からないが、流行しないと抗体の保有率が減るということと1年毎のワクチン接種推奨は、どこか矛盾してやしないか。
インフルエンザに対するワクチン接種は、毎年打てという。つまり、1回打っても効果は長くて1年しかないということだ。だったら、インフルエンザにかかったとしても、抗体は1年しかもたない。つまり、昨年、インフルエンザが流行しようとしまいと、関係ないのではないか。だって、昨年の今ごろ実際にかかったとしても、現在、抗体はほぼゼロということなんだから。昨年流行しようがしまいが、誰も抗体を持っていません、ということなんだから。
むしろ気になるのは、今時期の流行以上に、夏あたりに一部流行が見られたことだ。
これまで、インフルエンザといえば冬季と決まっていたのに。
…等々、考えあわせると、問題はもっと根本的なところにあるのではないか。
抗体があるかないかという部分的な問題ではなく、ヒトという生物自体が「抵抗力減」という事態に陥っているのだという気がしてならない。
医学全般、高度な発展を遂げており、かつてはイコール死だった病もそうではなくなり、治療後のQRLも格段に上がったが、それ以前にヒト自体が弱くなっている。あらゆる世の中の動きが、ヒト自体を弱くする方向に向かっている。
インフルエンザの大流行なんて、氷山の一角。これからは、今まで何ともなかった微弱なウイルスにやられてしまう人続出。
…シロート鞠子はそんな強い危機感を抱いている。
…とはいえ、インフルエンザもコロナもとりあえず私は絶対かかりたくないが(←いろいろ言っても、自分自身は目先のことに必死)。
江戸時代 ならば私は 死んでいる
鞠子