コロナ禍、ずっと休んでいた合唱団。
明日、演奏会が行われる。
出るのは4年ぶりだか5年ぶりだか。
オケ合わせで久しぶりに舞台に立ったら、なんとも言えずドキドキした。
初めて演奏会に出たときは、舞台のそでで足が震えてならなかった。
以来、毎年1回、演奏会に出て、そんな「初心」はどんどん薄らいでしまったが、今回、皮肉なことにコロナのせいで、また初心に戻った気がする。
図らずも、初めての演奏会と今回の演奏会は同じ曲・BACHの『マタイ受難曲』。
このような大曲を歌えるのは、本当にラッキーなのだ。
長年にわたって練習したこの曲は、もはや楽譜がバラバラでピアノピースみたくになっている。
書き込みやら丸印やら、歌詞にフリガナが振ってあったりドレミが書いてあったりもする。
明日は存分に楽しんで歌いたいと思う。
目を閉じて コラールの先に 明日を見る
鞠子