連日、劇的に暑い。
こんなに暑いと、道路や線路が変形したりしやしないかと思うのだが‥‥‥
高架になった国道を走行しているとき、前方に「黒い落下物」があるのを確認した。
一見、「こんもりと盛った土」といった感じ。それも、「両手で盛りました」程度のもの。
通り過ぎたとき、その付近にも同様の黒い塊が、若干落ちているのがわかった。
どうやら、土を積載していたトラックからはずみで落ちたらしい。
…と思ったのだが…
進むにつれ、同様の落下物が何か所もあることに気がついた。
それも、「道路の継ぎ目」みたいなところに限って、なのである。
継ぎ目を通り越す際の振動に耐えかねて土が落ちた。
いや、そうじゃない。黒い塊は「継ぎ目から湧き出した」もので、それが何台もの車に轢かれて散らばっているようなのだ。
…って、もしかして、継ぎ目の接着剤みたいなものが、溶けて湧き出した???
…って、あり得る話なの、これ。
あり得るよねえ。
だって、おそらく、道路は素手で触れないほどなんだもの。
となると、この高架国道は落下して…‥‥
怖くなって、慌てて下りた。
私が1台下りたところで、自分一人が助かるだけで、何の解決にもならないが。
右腕が 焼けてとろけて 土になる
鞠子