GW中、今春大学生になったばかりの親戚・Ⅿちゃんと食事をした。

彼女は本命の大学に落ち、やむを得ず滑り止めで受けた私大に家から通うことになったのだが、土壇場になって、試験慣れのために受けたレベル高の大学から繰り上げ入学の連絡を受け、急遽方向転換、県外で独り暮らしをすることになった。

 

そんな激動の数カ月だったのだが、こちらが拍子抜けするほどあっけらかんとしている。

本人曰く「ま、なるようにしかならないから。考えても仕方ない」。

 

歌人・小島なおさんが、新聞に書いていた。

小島さんの妹さんは、高3の夏、突然理系に進路を変えたのだそうだ。

別に理系科目ができたわけではない。かといって、文系科目も得意だったわけではない。机に向かうと身体が拒否反応を起こすほど勉強が嫌い。それでも、今頃になって理系科目のほうが好きだったことに気づいた。

先生の反対をも押し切り、妹さんは人が変わったように猛烈に勉強し始め、結局、志望した大学に入学した。

 

小島さんは妹さんのことを「大事な局面になると底力を発揮する」と言う。

そして妹さんは小島さんのことを「お姉ちゃんは考えすぎ。考えたところで予想どおりにいくことなんてないんだから、考えない力が大事なんだよ」と言う。

 

これ、分かる。すごくよく分かる。

うちのⅯちゃんは、明らかに小島さんの妹タイプだ。大学進学のことだけではない。これまでの彼女の言動は、おしなべて妹さんタイプだった。

それに対して、私は小島さんタイプ。あれこれ考えて、シュミレーションし過ぎて自滅する。

 

どっちのタイプが正しいとか間違っているとかそういうことではないけど、小島さんの妹&Ⅿちゃんのほうが人生を倍楽しめ、かつ、大物になる可能性が高い。

…というのは、私の決めつけに過ぎないだろうか。

だけど、どうしてもそう思ってしまう。

私のひがみなのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

石橋を 叩いた・割れた 引き返す

鞠子

 

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