朝のテレビで「頭痛薬」のことを取り上げていた。
オンラインで登場している視聴者が、「週に2回は頭痛薬を飲んでいる。起きられないほどの頭痛に見舞われるときがある」と訴えていた。
それを聞き、答える医師だか薬剤師だかが、頭痛薬の飲み方、飲むタイミング、飲む回数などを、丁寧にアドバイスしていた。
他に、何人かゲストがおり、進行役のアナウンサーがおり、そのコーナー担当のレポーターなんかもいたわけだが、全員が「頭痛薬を服用する」ことが当たり前という前提で話をしているのがとても引っかかった。
そうだよな。
ドラッグストアに行けば、何種類もの頭痛薬、風邪薬、胃腸薬が並んでいる。
頭が痛ければ頭痛薬を飲み、風邪を引けば風邪薬を飲むのは、当たり前の話なのだ。
だけど私は、市販の頭痛薬や風邪薬を「一度も飲んだことがない」。
振り返ってみても、市販の薬で飲んだことがあるのは、太田胃散とセンパアだけ。あと、ヴィックスドロップか(←しかし、これは今やスーパーでも売ってるな)。
現に我が家には、今、太田胃散しかない。
こんな私って、稀有な人なのか。
私は、薬を飲むのは、病院に行き、そこで処方されたもののみ。
今まで、ずっとそうだった。
そんな薬人生(?)だから、薬に異様な拒否感・恐怖感があるのかもしれない。
これ、いいのか、悪いのか。
こんなこだわりがなければ、軽減できた、もしくは早く回復できた不快な症状があったのかもしれないな。
でもやっぱり、薬に対する感覚は変えられそうにない。
一粒が 人生変える 怖くある
鞠子