友だちから「宵宮に行かない?」と誘われた。
彼女の仕事関係の人たちが山車やお囃子で参加するとのことで、彼女にとっては半分仕事だ。
だが、私が来るなら「車を置いて行くので、飲もう」と、さらに追加のメールを送ってきた。
この宵宮、私が小学校4年生まで住んでいた家のすぐ近く、市内で1番有名な神社の参道で行なわれる。
引っ越してから1回も行ったことがない。
急に好奇心が沸いた。
速攻、行く旨、返信した。
そうして何十年かぶりに見た山車、からくり、お神輿。
参道も境内も異様な熱気に包まれ、毎年これのために心血注いでいる人の気持ちが分かる気がした。
だが、これをするためには、相当な時間を割かなければならないことも。
そして、これら結構危険な行事だということも。
この宵宮が、市の重要有形民俗文化財に指定されていることも初めて知った。
担い手はどんどん減って、存続するのも至難の業だろうな。
友と私は、さんざ飲みながら最後まで参加した。
もちろん私は往復徒歩。
家に帰ったら夜中の12時ジャスト。行きも帰りも徒歩の私が歩いた歩数は、20,922歩だった。
火花散る 神輿と神輿 山車と山車
鞠子