今田美桜さんが、来春のNHK朝ドラヒロインに決まったというニュースを見た。
私が今田さんを初めて知ったのは、やっぱりNHK朝ドラの『おかえりモネ』。
確かニュースキャスターだかレポーターだかの役だったが、「全くなんてかわいい顔をした女性だろう」と思った。
ロケ先からテレビ局に戻ってくるなり、不服そうなすねた表情で「転んだ!」と言うシーンがあったのだが、それもまためっちゃかわいかった。
世の中には、こんなかわいい人がいるんやな。
実物見たら、もっとかわいいだろうな。
···と思ったのだが、しばらくして、あちこちで活躍する彼女を見ているうちに、気持ちが微妙に変わってきた。
本当にかわいらしい。
でも、見飽きてきたのである。
生前、母が女優さんを見て「美人やなあ。でも見飽きる顔や」と言っていたことを思い出した。
そのときは、母の言うことが全然理解できず、美人を見飽きるはずがないと母に反発したが、今はわかる。
見飽きる顔······なんとも言いえて妙ではないか。
美し過ぎる人は見飽きる(場合がある)。
そして、美し過ぎる人は、年を取るのが難しい。
イヤなんだけど、私、思考がだんだん母に似てきた。
だが、今田美桜さんは、本当に&確かにかわいらしい。
それは間違いない。
前歯ない 子どもの笑顔 ほほえまし
鞠子