自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる事件で、在宅起訴された大野泰正参議院議員。

「やましいところはない」と言いながらも自民党を離党。おおかた「党に迷惑がかかるから」などという理由だろうと思うが。


それ以上に気になるのは、このテの問題が表面化するたび、必ずといっていいほど出てくるこの発言、


「私は知らなかった」


さらに、今回の大野氏の発言で言えば、


「担当者を全面的に信頼して任せていた」


よしんば、知らなかったのも任せきっていたのが事実だとしても、トップはこれを口に出してはいけない。

「知らなかった」イコール「能力がない」

「任せきっていた」イコール「責任逃れ。むしろ自分も被害者」

そう言っているのと同じことだ。


たとえ数時間働いただけのアルバイトスタッフがやらかした失態であっても、責任はトップにある。


大野氏、著名な政治家一家の出だが、父時代からの借金がありプライベートは相当つましかったという情報もある。

だが、そんな「同情すべき事柄」があろうと、「それがどうした」だし、むしろ同情すべき事柄が出てくれば出てくるほど、無情な私など「この期に及んでみっともない」と思ってしまう。


パー券を売りまくっても、プライベートの生活ぶりは一向に改善しない。

それほど大臣のポストがほしかったのか。

あるいは、プライドが許さなかったのか。


···そう考えると、何か気の毒にも思えてくる。







その世界  誰か止めなきゃ 感鈍り 

鞠子


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