今日は、本業の方の仕事始めだった。
毎年、この日はスタッフ会議を行う。昨年末、職場内のごたごたが一応の決着を見たゆえ、今年は「今後どういう方針で行くか」を話し合う大切な場となる。
そもそも、本当は、「ごたごた」よりも「今後の方針」のほうがよりいっそう大事だったのだ。
だが、誰からも、何ら建設的な案は聞こえてこない。
ようやく上司が、それらしい方針書を出してきた。
休み中に作ったのだろう。上司は、「休日には絶対仕事をしないと豪語している人」なので、それなりに危機感を抱いているのだろうと思った。
だがしかし、目を通してガク然とした。
これ、ほとんど「どっかからコピペしてきたシロモノ」ではないか。
だから、全然心を打たないし、それ以前に、根本で大きくはき違えた内容になっている。
幻滅したが一方で、ほっとした。
これが現役時代に出てこなくてよかった、と。
もう私が口を出す話ではない。出したらややこしい。それと同時に、今や出す気などこれっぽちもない。
だから、私は会議から外してくれ、と言ったのに。
…ということで、私にとっては何の意味もない会議で半日つぶされた。
おかげで夜8時までサービス残業している私はれっきとした「嘱託」なのだ。
正規は定時でとっと帰ってしまった。
その方が、うんと頭に来た。
「やめるときは絶対に『突然』辞めてやる!」と心に誓った。
60を 越しても仕事 前のまま
鞠子