信号待ちで停車した際、たまたま隣の車線にクロネコヤマトのトラックが停まった。
なにげに見たら、後側のタイヤの上あたりに、
くるまのしたはあぶないよ
ぜったいにはいらないでね
と書かれてあった。
この注意文の前には、一筆書きみたいなトラックの絵があり、前タイヤと後タイヤの真ん中あたりに赤で大きく「×」が書かれてあった。
「車の下は危ないよ。絶対に入らないでね」はまさにその通りだし、「×」は「ここからもぐりこんだらダメだよ」の印として、何も間違ってはいない。
けど、気になったのは、ひらがなばかりの注意文の中、「ぜったい」だけが赤字になっていたことだ。
つまり、「ぜったい」と「×」印のみ、特によく目立つように赤で書かれている、ということだ。
言い方、書き方からして、明らかにこれは子ども向けに書かれている、と言える。
だとしたらなおさら、一番強調すべきは「ぜったい」ではないのではないか。
ストレートで無駄な言葉のない短文だが、それでも優劣つけるとしたら、「はいらないで」ではないかと思うのだが。
…などと信号待ちで考えている人は、発進時、前方不注意になる可能性が高い。
車の下に入る以前に、己の身が危ういぞ。
危険個所 車の下も 前も後ろも
鞠子