伝え聞いたところによると、ダブルワーク先もコロナ禍前は一般的な忘年会を開催していたらしい。私のように在宅ワーカーとして契約している人50人弱も全部呼んで。むしろ、在宅ワーカーを孤独にさせないために行われていた、とも聞いた。
それが、コロナ禍になり一転。
忘年会「みたいな」イベントが開催されるようになった。
今回、もらった案内によると…
クリスマスの前後に、地元居酒屋が作ったオードブルを進呈。
併せてガラポン抽選会開催。写真で見る限り、さまざまなラッピングが施された大小さまざまなプレゼントが社内の一室に展示されている。
そして、自己プレゼンカードを手書きで作成。どうやら全員分のこれを、壁に貼るようだ。
在宅ワーカー同士が顔を合わせるのは、納品日が同じ日時の人のみだし、それとてそれぞれパソコンに向かうので、時の挨拶ぐらいしかせず、結局、他ワーカーについてほとんど知らない。会ったこともない。
このイベント、社員数名が担当。在宅ワーカーを孤独にさせない、それも大多数が女性ワーカーだという前提のアイデアがなかなかユニークだと思った。
その分、ボーナスとして若干でも現金をよこせ、という考え方もあると思うが、これだと「査定」の手間がかかる。能力もだが、私のように週に1回しか納品しない人から毎日納品しているような人もいるわけで、一律いくら、では、不平不満が生じる。
プレゼンカードの中身を考えながら思った。
定年と同時に新人という、なかなかスリリングな1年。
ダブルワークで知った「初めての世界」はとても新鮮だった。
何が当たるかな。
オードブルも、今から楽しみ。
「未知」ゆえの 期待がこれほど だったとは
鞠子