「ふだんより倍の量」&「厄介な内容」のダブルワーク先からの仕事も、いちおメドがついたので、「1年に1回しか行かない方のお墓」参りに行った。
母方の先祖のお墓。
車で1時間弱かかる、というのと、毎年暑くてたまらない時期、というのと、絶対蚊に刺される、というのが難点なのだが、なにせ1年に1回、このお盆の時期しか行かない。
特に今年は激暑だし、台風7号が来そうだし、仕事も立て込んでいるからやめようかとちらちら頭をよぎっていたが、行ってないと何となく気持ちが悪い(←無宗教のくせして矛盾している)。
そこで今日、思い切って出かけることにした。
いつも、お墓の近くのホームセンターでお花を買う。
明日、台風来るのに、と思ったが、これもなんだか手ぶらで行くのは気持ちが悪い(←無宗教のくせにやっぱり矛盾している)ので寄ってみたのだが、そこで初めて、ホームセンターの台風対策の大変さを目の当たりにした。
外で売っている多量の花苗や花鉢、建築資材等々、全部養生しなくてはならないのである。
それはまるで、明日引っ越し、みたいな様相だった。
ま、言われてみれば当たり前のことだ。
ホームセンターだけじゃなく、商売の場が「外」にある人、つまり建築中の建物で働く職人さんや農業、漁業に携わる人など、台風に備えるのは並大抵のことじゃないのである。
本当に、お金を稼ぐということは大変なことだ。
数本の物干しざお、植木鉢、飛びそうなプラスチックごみ箱を取り込むのが面倒くさい、嫌だなあと思っている私は、本当にばちが当たるな、と思った。
めっちゃいい天気の炎天だったのに、お墓で手を合わせていたら激雨にさらされた。
もう、ばち、当たったかな。
…しかし、この程度のばちですむなら、これもまた感謝。
雨なくも 雨ありすぎも 困る夏
鞠子