コロナ禍以降、全然洋服を買っていない。
感染が怖くてなかなか店に行く気にならなかったのだが、そうこうしているうちに、洋服を購入する欲が失せてしまった。
これは、あんましよろしくないぞ。
このテの欲が失せるとロージン一直線がますます加速するような気がする。
そんなこんなで、昨日、帰りがけに通ったショップに入ってみる気になった。
最近、ときどき見かける知人が、彼女の雰囲気に合ったお品のいい服装をしていることがチラリと頭をかすめ、私もああいうトップスを着てみたいな、とそういえば思い出した。
店内には、それっぽいものが幾つかあった。
だが、私にとっては、これまであんまり着たことのないイメージのもの。
鏡の前でからだに当ててみた。
うん、いけるかもしれない。手持ちのあのワイドパンツに合わせたら、なかなかよさそうだ。
でもやっぱり、一度試着してみるべきだよな。そう思ったのだが、次の瞬間、頭に浮かんだのは、
…それ、めんどくさい。
夏物につき、値引きされている(←もはや)こともその面倒くささを後押しした。
そうして2枚、購入した。
…と書けば、そう、結果は御想像のとおり。
家で着てみたら、全く似合わなかった。
1枚は、袖が広がりすぎ、私の肩のラインからすると違和感ありまくり。
もう1枚は、背中側のフリルが大げさに広がりすぎて、なんだかサンバの衣装みたく見えてしまう。
うわ、もう後悔しきり。
何がって?
余計な散財をしたこと。
それ以上に、試着を「面倒くさい」と思ったそのロージン感覚よ。
それと、
デザインがあの彼女に合っている以前に、彼女の着ているものは、間違いなくこういう安価なものではない、ということも痛感した。
ま、それら総合的に見ると、やっぱりロージン一直線、か。
一手間を 省いて 二手間・三手間増え
鞠子