横綱照ノ富士が休場するとのこと。
腰椎椎間板ヘルニアなどで1か月の安静加療を要す、なのだそうだ。
その前、両膝痛による4場所連続休場。そしてまた、新たな故障に見舞われたということになる。
大関霧島は、右肋骨付近や背中を負傷している。
初日2日前の夜など、あまりの激痛でまわしも締められなかったらしい。
考えてみれば、力士の体はある意味「異常」だ。
いくら練習で鍛えたところで、2本の足、2つの足の裏で支えられる重量ではない。膝やひじ、腰などの曲げ伸ばしするパーツだって、そこにかかる負荷はとんでもなく大きいと思う。
その状態の者同士が激しくぶつかり合うわけで、故障はやむを得ない部分もあるのだろう。
だがしかし、
力士の故障は年々、増えているような気がするんだけど。
私は相撲に興味のない人で、照ノ富士のことも霧島のことも新聞の見出しを見た程度なのだが、そんな私でも感覚的に故障した力士の記事が多いように思う。
私が子どものころ、こんなに故障記事を見ることはなかった。
単に報道されなかっただけなのか。
それとも力士が大型化したのか。
あるいは、互いが強くなって負荷の質・量が変わったのか。
…という理由なら、まだいいのだが、一番怖いのは…
人間そのものが弱くなった。
これも十分あり得る気がするのだが。
昨今の花粉症とか熱中症とか、はてまた新型コロナとか。
それら環境の変化のせいだとしても、その変化自体、ほとんどが人間のせいなような気がするし。
それと並行して、生物としてのヒトが弱体化している気がしてならない。
そのうち、ヒトは「絶滅危惧種」になったりして。
ま、そんなことになる前に、少なくとも私は死んでいるだろうけど。
塩をまく 力士にヒトの 未来見る
鞠子