「公共施設でグランドピアノを弾く」という無謀なオバサンチャレンジ、幸か不幸か権利を得てしまった。
先回のチャレンジ時は、初めてのグランドピアノ、それもステージ上で、ということで、頭真っ白状態になり完全玉砕したのだが、型絵染めで頑張る友に触発され、再度チャレンジすることにしたのだ。
持ち時間、1時間。
先回は、全音の『BACH:アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集』を全曲弾く、でチャレンジしたのだが、今回はこんなメニューを計画してみた。
1.ディアベリ「愛の歌」
2.シューマン「トロイメライ」
3.シューベルト「即興曲第4番」
4.カバレフスキー「トッカティーナ」
5.パデレフスキ「メヌエット」
6.ショパン「ワルツ第3番 イ短調」
7.ショパン「ワルツ第7番 嬰ハ短調」
8.ショパン「マズルカ第5番 変ロ長調」
9.ショパン「雨だれの曲」
10.ショパン「ワルツ第14番 ホ短調 遺作」
11.ベートーベン「月光第1章・第2章」
12.バッハ「アリア ト長調(ゴルトベルク変奏曲のテーマ)」
···と書くと、まるで「1人前に弾ける人」みたいだが、全て「独学」の「我流」で「なんちゃって」なんである。
従って、指使いはめちゃくちゃだし、間違った音&リズムの箇所だらけ。
···は重々承知しているが、先週末、こういう順で弾いてみて、別の意味で真っ青になった。
いつもは手持ちの楽譜の最初のページから弾いている。
つまり、簡単な曲から、いつも同じ順序で弾いている。
しかし「独学」の「なんちゃって」ということは、楽譜を正しく理解し自分のものにしているわけでは決してなく、まるで反復運動みたいに「指に動きを強引に覚えさせている」だけなのである。
だから、弾く曲順が違うと「途中から入れない」状態になり、弾けなくなり、かつ崩壊し、かつ立て直せない。
···ということに、気づいたのである。
こうなったら、曲目のレベルを下げるか、このラインナップ順で当日まで何回も練習するかのどちらかしかない。
だけど、スタインウェイのグランドピアノを1時間も弾けるなんて、めったにあることではないわけで、やっぱりレベルは下げたくない。
···ということで、毎日1時間、時間を捻出するぞっ!と意気込んだのだが、初日の今日、仕事山積みでアウト。
明日はダブルワーク先から新しい仕事が入ってくるのでアウト。これがもし、やっかいな仕事だったりしたら、木金土もアウト。結局、日曜日しか時間がない。
本番は13日。
頭、痛っ( ;∀;)
正直、このチャレンジ、相当後悔し始めている。
進んでも 引くもしゃがむも イバラ道
鞠子