自民党の高野参議院議員が辞職表明をした。
昨年末、20代の秘書を殴ったからだ。
新聞記事によると、
〇14日、国会内で記者団の取材に応じ、秘書を殴打して鼻血を出させたと明らかにした。
〇16日の会見で高野氏曰く「気持ちや記憶が混乱し、整理がついていない」。
…って、こんなこと、あり得るのか。
気持ちや記憶が混乱する、と言いつつ、その2日前には、「殴った」と言っているではないか。
さらに、辞職表明に至っては「つらい思いをさせ猛省している。このようなことを受け政治に携わるわけにはいかない。辞職しておわびしたい」と述べているが、「このようなことを受け」という「受身形」は何なのか。言うなら「このようなことをして」ではないのか。
もちろん、記事を100%鵜呑みにしてはいけない。
高野氏の言ったことが一言一句正確に記されているわけではないだろうし、言葉のニュアンスもあるし、前後の発言を切ってしまうことで意味合いが大きく違っていることは大いにあり得る。
しかし、だとしても、そもそも「殴る」という行為自体、ありえんでしょう。
何があったか知らないが、どれだけ腹が立ったのかわからないが、「殴る」はありえん。
「政治家」として、以前に、「人」として、ありえん。
と、私は思う。
殴るなら 己の心を 殴ってみよ
鞠子