我が家の近く、と言っても10分くらいは歩かなければならないが、先月、某県道沿いにうなぎ屋さんができた。
ここ、元は料理屋さんだった。
このあたりにゴマンといそうな名字が店名になっていたし、広い敷地に法事や宴会が行えそうな大きな日本家屋だったので、おそらく地主一家の誰かが料理人になったのだろうと思っていた。
町内のお日待ち(←この言葉、今やすっかり聞かなくなったが)や敬老会など、いつもここで開催。だが、それ以外の客がなかなか入らなかったようで閉店し、以来ずっと貸店舗になっていた。
そして、満を持してオープンしたのがこのうなぎ屋さんだった。
私は全くうなぎを食さないので、この店に行くことは100%ないが、通りがかるたび「客が入っていそうにない」ことがちょっと気になっていた。
それが今日、我が家のポストに折り込みチラシが入っていて、見たらびっくりな文言が記されていた。
「モーニング、はじめました!」
そのメニューは、ドリンク代にプラス220円~440円でセットされる「ミニうな丼」か「うな茶漬け」か「うなにぎり」。
…朝からうなぎを食べる人がいるのか…
…死ぬまで一度も食べない人(←私)がいるのに…(←そういう問題じゃないが)
実際、朝からうなぎを食べたい人はいるんだろうか。
その上、お店がやっている時間は「7:00~15:00」となっていた。
つまり、「モーニングは提供するが、夕食は提供しない」ということだ。
県道と言ったが、決して交通量が多い道ではない。むしろ、客は近所の人が中心だと思われる。
「朝からうなぎ」よりは「夜こそうなぎ」のほうが売上は上がると思うのだが。
もう少ししたらまた「貸店舗」の立看板が立つような、嫌な予感がした。
全く余計なお世話だけど。
食べるのも 触るも見るも 全て嫌
鞠子