昨日、仕事用で信金に行った。
顔見知りの女子行員さんに払出用の用紙と通帳を出し、待つことしばし。ほどなくして同じカウンターに手持ちの整理券番号が表示されたので行ったら、そこには見慣れぬ若い男性が座っていた。
一瞬、あ、カウンター、間違えたか?と思ったが、その男性の少し後ろにいつもの女子行員さんが立っていた。
女子行員さん、男性を見ながら曰く、「すみません。この春入った新人です。よろしくお願いします」。
そして若い男性も続いて「よろしくお願いします」と。
後は女子行員さんの監視下(?)、彼は確認説明しながら、パーテイションの下部からトレイに乗ったお金と通帳を差し出した。
「よろしくお願いします」の挨拶からお金を出すまで、彼がすごく緊張しているのがわかった。と同時に、真剣でまじめな雰囲気にものすごく好感を持った。
ほんの数分のことだが、若い新入社員のよさはこういうところだよな、とつくづく思った。
思わず「がんばってね」と言ってしまった。
そういえば…
先週、ステップ台運動ジムの帰りに寄ったごひいきの中華料理店。
見知らぬ高校生らしいアルバイトがホールを担当していた。
一見、やんちゃな感じに見て取れたが、自分ができることを見つけて一生懸命立ち働いている様子がよく分かった。
お金を払うとき、レジ前に、今まで見たことのない手作りの「中華風おこし」が並んでいるのを見て、「おいしそうね」と言ったら、彼、満面の笑みで「これ、めっちゃうまいです」と返してきた。
小さな1袋で350円もするが、その応対のすがすがしさについつい買ってしまった。
事実、その中華風おこしはすごくおいしかった。
こうして若い人たちががんばっているのを見るのはとてもうれしい。
心が晴れる。
私もがんばらなきゃ、と思う。
1回会っただけ、そして知らない人だし、次、もう会うことはないかもしれないが、それでも応援したくなる。
……って、私もそれだけ年をとった、という証拠なんだろうな、きっと。
若者が 行く道花咲く 山燃ゆる
鞠子