先週末、出かけたついでに、とあるカフェでランチをした。
コロナ禍になってから一度も行ったことのない店。駐車場は2台分しか空いておらず、店内も一杯だろうなと予測できた。
もしかして待たなきゃなんないかな、と思いつつ、入り口前で本日のランチの内容を確認した後、ガラスのドアを開けようとしたら、そこに張り紙がしてあり、
「苦渋の選択ではありますが、お子様連れのお客様はお断りすることといたしました」
と書かれていた。
一瞬、とまどった。
子ども連れのお客を断る、その理由は何なんだろうか。
来店を断る対象が「マスク非着用の人」とか「手指を消毒しない人」なら、いい悪いは別にして理解できる。
でもなぜ子どもを出禁にしたのか、よくわからない。
その店の付近は、市役所や銀行や新聞社などがあり、おそらく平日のランチ時は、そういうところから来るお客さんがほとんどだと思う。
子ども連れのお客さんなんて、そうそういないのではないだろうか。
いや、ものすごくビッグな手作りケーキもウリの店だから、乳児や幼児を連れたお客さんも結構いるのだろうか。
そして、「やかましい」「ウザい」と苦情を言うお客さんがいて…?…?…
いずれにしても、「苦渋の選択」という表現に、店側の言葉にできない思いを感じる。
その一方で、ここのケーキを楽しみにして子どもとやってきたお母さんの困惑顔や怒り顔も目に浮かぶようだった。
ちょっとだけ 心が広く できたなら
鞠子