(1)遺体が横たわる
これは昨日、車の中で聞いたソウルの梨泰院で起こった雑踏事故のニュース。
ラジオではなくテレビの音だけ流れていたのだが、現地にいる民放の若い局アナ氏が、
「遺体が横たわる」
を、
「遺体が横わたる」
と言ったのだ。
一瞬、キツネにつままれた気になった。
亡くなった人が「横を運ばれる」→「横、渡る」かと思ったが、やっぱりこれは「横たわる」の言い間違いではないかと思う。
もし遺体が担架等にのせられて彼の横を運ばれていくのなら、「横、渡る」はあまりにも失礼な言葉遣いだ。
最近、アナウンサーの言い間違いを頻繁に耳にする気がする。
それも、「噛んじゃった」みたいなことではなく、どうひいき目に見ても「言葉、知らんのか」な間違い。
「横たわる」を「横わたる」と言うか? 明らかに「横たわる」を知らないふうに聞きとれた。
(2)「が」
この「が」、すごく気になる。最近特に気になる。NHKのアナウンサーですら気になる。
「が」をものすごく「強く発音する」のである。
例えば、
「この本なんですが…」とか「この和菓子なんですが…」とか。
提示している本や和菓子を強調したいのだろうが、こういう「が」を強く発音されるととっても耳に障る。気に入らない。
このテの「が」は鼻濁音で発音するのが正しい……と、いつだったか誰だったかに聞いて以来、私はそう信じているのだが。
その説の真否はどうあれ、鼻濁音の方が品よく聞こえるのは確かだと思う。
(3)激重なエクセルデータ
職場の私専用パソコン、エクセルデータの中でとっても動きの悪いヤツがある。
たまたま業者さんがいらしったので見てもらったら「このデータ、異様に重いですよ」と怪訝そうな顔をされた。
そう言われてみれば、他のデータと比べてみると、ケタ違いにサイズが大きい。だが、シート数こそ多めだが、データ自体は決してたいしたことのない量なのである。
気になって調べてみた。「目に見える最後のセル以外のところに、見えないゴミが溜まっている可能性が高い」とあるではないか。
それもありえんな、と思ったが、念のため最初の1シート調べてみたら、20行×5列程度のデータなのに、最終行は3000超、列も3000超の膨大な空白行が存在することが判明した。
全てのシートがこの最初のシートをコピペして作っているので、こんな激重なデータとなってしまったことが判明した。
仕方なく、一シートずつ、空白セルを削除した。
全くバカバカしい作業でウンザリした。
結果、データ量は10分の1ほどになったが、最初の1シートがなぜこんな大型なものになってしまったのか、原因不明。
2015年2月に作ったものだった。
つくったのは私以外の誰でもない。
それもまたハラの立つ一因。全く気に入らない。
苛立ちの 理由はまさしく この私
鞠子