これねえ、本当に難しい問題をはらんでいると思う。

安倍元首相の暗殺事件を発端に、急に(というか、再度、というか)表面化してきた統一教会、改め世界平和統一家庭連合。そういえば桜田淳子さんとか山崎浩子さんの合同結婚式のときは、とにかくもうびっくりしたが、今、問題はさらにややこしいことになっている。政治家とのかかわりももちろんだけど、私は宗教2世、3世と言われる人たちのことがとりわけ気になって仕方がない。

 

私は、「誰が何教を信じようと、全くもって自由」だと思っている。

仏教とかキリスト教といったよく知られた宗教から新興宗教、カルト宗教と言われるものまで、「個々人の好きにすればよい」と思う。ただ、自分が信じるがゆえに、それを信じない人を「排除する・排斥する・傷つける」ということはあってはならない、と思うのだ。と同じくらいに、人に「押しつける」ということも。

 

宗教2世、3世と言われる人たちは、幼いころからその宗教のなかで生きることが当たり前だったのだろうと思う。つまり、宗教を選択するという余地は全くなかった。ということは、「有無を言わさず押しつけられた」ということだ。

これは間違っている。

 

でもやっぱり「何を信じようと自由」なので、親が何を信じていようと自由なのだ。

だから悩ましい。

せめて「親は〇教だけど子どもは×教で(あるいは無宗教で)、お互いそれを認めあっている」というわけにはいかないのだろうか。

そうなるともはやそれは宗教ではないのだろうか。

 

政治家との関係だって、政教分離もからんで公明党のことを思うとなんかモヤモヤする。

旧統一教会は高額な壷を売るからいけないのか。でも、その壷を信じている人にしてみれば、「ほっといてくれ」ではないのか。だが、その人の子どもが「お金は壷に使うんじゃなくて食費や学費や光熱費だろうが」と思うのも痛いほどわかる。

 

宗教のこととか政教分離のこととかよくわかってないのにいろいろ言うのもどうかと思うが、ベストは無理でもベターな解決策ってないものだろうか。

私には全然思いつかない。

 

 

 

 

 

 

遠い目で キャベツに神を 見たと言う(←昔、兼業農家の息子だった職場の先輩がそう言って『キャベツ教』を唱えていた)

鞠子

 

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