建築業を営む客様から、「新築完成見学会を開催するので来てください」とのお誘いがあった。
我が家は超古だが、建て替えや大規模リフォームができるわけもなく、見ても「目の毒」なだけかもしれないが、興味はシンシン。
いそいそと出かけた。
職人が、一つ一つ手作りしたこだわりの家。
平屋造り。
木の匂いが立ち込め、天窓から自然光が入りいい感じ。
···なのだが、気になることが···
リビングを挟む形で子ども部屋が2つ。どちらもロフトがついていて、楽しそう。
それなのに、夫にも妻にも「自分の部屋」がないのである。
これって普通のことなのか?
私の感覚だと、「一人になれる部屋」がないと、長い人生、疲れるような気がするのだが。
それから、「洗濯を干すスペース」がないこと。
玄関前の駐車スペースに物干し竿をしつらえるしか方法はなさそうだった。
これ、私の通勤途上に建ったばかりの新築もそう。
家の正面か2階の窓枠しか干すところがなく、実際、入り口横に洗濯物が大量にぶら下がっている。
···ということは、古いけど、「余裕」という点では我が家はまだマシか。
洗濯物は、誰からも見えない裏庭に干せるし、今、2階は全然使っておらず、ものも置けるし部屋干しもできる。
なにより「住めば都」だもんな。
改めて、我が家に感謝。
独りには 贅沢すぎる 部屋と部屋
鞠子