WHOのテドロス事務局長が、新型コロナについて「終わりが視野には入ってきた」なる発言をした。
確かに、まわりから「感染した」「濃厚接触者になった」という話を聞いても、もはや驚きもしなくなった。
毎日、千人単位の感染者数は相変わらずだが、重症者は一ケタ。死亡者数は増えているが、やっぱり一ケタだし、新型コロナだけが原因で亡くなったという報告も聞かない。
イベント開催も入国も、規制はどんどん緩くなり、撤廃方向に向かっている。
「終わりが視野に……」発言も、無理はないのかもしれない。
ついこの前までは、感染したら、その経路を問われることやまわりに多大な迷惑をかけることが怖くてならなかったが、今や、どこで何をしていても、何もしていなくても感染する可能性大なわけで、この点での怖さは軽減した。
それでも私は、絶対感染したくない。理由はただ一つ、
「苦しい目に遭いたくないから」
とにかく、痛い目、苦しい目は避けて通りたい。
コロナに限らず、病気になって身体的に苦しい目に遭いたくない。それを治すため、痛い治療を受けたくない。
誰だって病気にはなりたくないし、痛い目にも遭いたくないだろうけど、私の「苦しい目回避」への思いは、相当強い。
好きなことを取りやめてでも、苦しい目・痛い目には遭いたくない。
…ということなので、テドロス氏が何を言おうとも、私のなかでは終わりは視野に入ってない。
人ごみは避け、感染リスクの高い活動はせず、ノーマスではしゃべらない。
もちろん、飲み会にも行かない。
…だけどなぁ。
そんなことを言っている間に、一方で、人としてダメになりゃしないか、とも思っている。
コロナウイルスを避けているせいで、弱いウイルスにも負けてしまうような軟弱な身体になってしまったりしないか、という恐れもある。
4回目のワクチンもBA.5対応の新ワクチンも、打ちたくない。
…つきつめてみれば、矛盾している。
治療薬 「できたら終わり」が マイ基準
鞠子