今日、うちの職場の約1名が生活習慣病検診に行った。
うちのスタッフ、そのほとんどがなぜか「バリウム検査で調子が悪くなる」。バリウムが体に合わないのか、この検査を受けた後、とても仕事などしている状況にないらしい。
今日の受診者も、昨日「ダメだったら午後から休む」と言って帰っていった。でも結局、今回はそれほどしんどくなかったらしく「今日はこのまま客先を回る」と連絡があった。
…と、そんなこんなを他スタッフに報告したら、今年初めて健診を受ける予定の35歳が平然とこう言い放った。
「僕は来週金曜日・2時の予約なんですが、午前中、家にいようかと思って」
は? なぜ健診前に家にいる?
「寝ていようかな、と」
まるでキツネにつままれた。言っている意味がわからない。なぜ健診前に家で寝ていなければならないのか。飲食の規制があるし、それこそ激しい運動とかはまずいだろうけど、寝ていなければならない理由はどこにもない。健診前、安静にしていたらいい結果が出る、と思っているのかもしれないが、だったらそう言えばいいのに、何の説明もない。
あきれ果てて、私も思わず、冷たく言い放ってしまった。
「有休、取れば?」
生活習慣病検診の話だけではない。この彼は、なぜそれを聞くのか、なぜそういう発言をするのか、聞き手である私の方が理解できないことが非常に多い。逆に、こちらが聞いたことに対し、意味不明な返答をしたり、的外れな回答をしたり、もしくはしばし黙り込む。そうかと思えば、どうでもいいことには妙に固執する。
彼一人で決めつけてはいけないが、最近の35歳前後はこんな人が多いのだろうか。
あるいは私が時代錯誤なのであり、おかしくなっているのか。だとしたらやっぱり、もういつまでも職場にいるべきではない。
なぜ健診前に家で寝ていようと思ったのか ―― その理由はわからない。聞いたらさらにわけのわからない回答が返ってきそうだし、聞けば聞くほど話がかみ合わなくなるに違いなく、聞く気にはならなかった。
私の意地悪な有休発言に対しても、何のリアクションもないまま、この話題は終了した。
で、彼、来週金曜日、どうすんだろ。
ま、どうでもいいけど。
他の星の ヒトは私か 君なのか
鞠子