基本的にスイミング通いを復活させたので、ステップ台運動ジムへは日曜のみ、行くことが習慣化しつつある。

それも4時から最終6時まで、約2時間、ほぼ貸し切り状態で踊りまくる。

 

…といいのだが、ここ2、3回、新しい利用者がやってくるようになった。

若い女性。

それがトレーニング中、マスクをしないのである。

 

ところでこのジム、私の仕事上のお客様。

トレ中のマスク着用については、実は全く規制がなされていなかった。なので利用者のなかには、マスクをつけている人とつけていない人がいた。

トレ中、普通よりは間違いなく呼気が荒くなるんだから、私としては着用を義務化してほしい。その旨、社長夫人(←正式には、こちらがお客様)にさりげなく言ってみた。夫人曰く「いまどき、スポーツジムはマスク着用、当たり前だと思います。教えてくれてありがとう。スタッフに伝えてさっそく手を打ちます」。

で、その結果、なされたのが「感染拡大防止のため、トレーニング中も、できるだけマスク着用でお願いします」というポスターの掲示だった。「できるだけ」という甘い言葉が気にはなったが、強制はできないのだろうなと妥協せざるを得なかった。どのみち、私の利用する時間帯は、ほとんど人がいないんだから、まあ、いいか、と。

そこへこの、ノーマス若者がやってくるようになったのだ。

 

来るときは、マスクをしている。そして、着用を勧めるポスターの前で堂々とはずし、堂々と踊りだす。他のオバサン利用者(←もち、私も含めて)全員、マスクをしているにも関わらず、全く動じる風にない。

 

価値観を強要しないためには、そしてことを荒立てないようにするためには、「私が帰る」しかない。

でも、だよ。勝手な都合だけど、私はこのジムにくるのに家から30分以上、車を走らせてきているのである。もちろん、会費も同じように払っているのだ。

 

そこで底意地の悪い私は、彼女が踊りだしたら途端に、「不織布マスクを2枚つける」というこれ見よがしな行為に出てみた。それも、ピンクのマスクの上に黒のマスク、とか、花柄のマスクの上にグラテーションのマスク、とか、目立ちに目立つマスクを重ねて。

 

その結果……

敵は全く動じることはなかった。全くもって変化なし。

 

とにかく私は、感染だけは絶対したくない。ここまで嫌味なことをしてダメなんだから、もう引き下がるしかない。

…ということで、ここのところ毎回、「あともう1コース、30分踊る」のをあきらめている。

でもな、これ、ストレス、たまるわぁ。

 

帰り際のあいさつも、彼女にだけはしない私。

だって、ノーマスで、ハァハァしながらあいさつ返されたらいやだもん。

 

…やっぱり私って、底意地悪すぎる?

 

 

 

 

 

 

 

苛立ちを 覚える自分も 嫌なのよ

鞠子

 

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