そう言えば恐ろしいことに気がついた。
新型コロナウイルスが世の中に登場して以来、私が誰かといっしょに食事をしたのは、なんと、
3回だけ
ということ。
3回だよ、3回
たったの3回 ![]()
1回は、音楽トモに誘われて演奏会に行き、そのあと行ったファミレス。閉店時間が繰り上がっている最中で、全く追い立てられるように夕食を共にした。
2回目は、当時、全く感染者が出ていなかった地域から出張に出てきた客様に押し切られて行った居酒屋&ビア・バー。2軒とも、客は私たちだけだった。
そしてラストは、昨年末の大掃除後、職場のスタッフと昼食に行ったうどん店。乗り合わせて行ったのだが、そう言えば、この「乗り合わせ」というスタイルも、コロナ禍、このときただ1度きりだ。
最たる「孤食」の2年間。
でも、これが全然苦痛じゃないのが怖いのだ。
むしろ、誰かと食事をしている間の怖さ&気づまりさったらなかった。
食事だけではない。
1回目の足はマイカーだったが、2回目の足は、バスもタクシーも使いたくなくて、往復計2時間強かけて歩いた。そして3回目、帰りは徒歩を志願。みんな、私の散歩好きを知っているので何とも思わなかったようだが、実は私は乗り合わせが怖かった。運転手がメガネをかけており、くもり防止のため、車内でマスクを外すのに耐えられなかった。
いいのか、こんなことで。
私、このままいくと、人としてダメになってしまうような気がしてきた。
安全を 得ながら芯が 腐敗する
鞠子