入り浸っているステップ台運動スタジオの数軒手前に、新しい美容室ができた。

大きなゆるい角度の角地にあるため、店内をゆっくり見ながら右・左折することになる。

いわゆる「金魚鉢」って言うのかな、前面ガラス張りでなかは丸見え。道路からは、施術中の客が背中ごしに見える。

施術用椅子は5脚。建物全体、木がふんだんに使われており、色のトーンもナチュラルで温かな雰囲気に統一され、いい感じになっている。

駐車場も広々としており、停めやすそうだ。

 

…はいいのだが、さて、開店したのは先月だったか先々月だったか。

その間、私は10回以上はスタジオに行っている。しかしこの美容室で「客を一度も見たことがない」。

スタッフは、施術のときだけ姿を現すらしく、「スタッフも一度も見たことがない」。

 

そういえば、コロナ禍前、職場が入っているビルの1Fに「1対1の美容室が入居を検討している」旨、大家さんに聞いた。

なんでも5人の美容師が共同で室を借りるのだという。それぞれの美容師は、それぞれ客と個別で予約を取る。その際、室が被らないようにする。つまり「月曜の10時」はA美容師が客Xに施術し、「同月曜12時」はB美容師が客Yに施術する。完全に「一人経営の美容室」であり、単に「室を使いまわすだけ」ということだ。

都会の方ではこういう美容室は珍しくないのかもしれないが、私は聞いたとき、へぇぇと思った。

 

スタジオ近くの新美容室も、そういうシステムなんだろうか。

だとしたら、はためく「営業中」ののぼり旗もなんとなく奇異だし、こうこうとつけっぱなしの電気も、広すぎるほどの駐車場も、複数の施術椅子も全く無駄な気がする。

 

大金をかけて新築したのに、もしかしてすぐアウト?

それはなんとも気の毒すぎる。

よそさまのこと、余計なお世話でどうでもいいのだが。

 

ちなみに、職場の下に、美容室は入居しなかった。

こんな田舎ではダメだからなのか、賃料の折り合いがつかなかったのか、理由は聞いていない。

 

 

 

 

 

 

大金を つぎ込むそれも 若さかも

鞠子

 

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