昨日、泳ぎ始めをした。
スイミング開館、昨日が初日だったのである。行く気マンマンで、朝、出勤するときから水着などのグッズ一式、車に積んでいた。ところが、午後になって感染者数が激増したことを知り、途端に迷いだした。
血圧低下のためにも健康維持のためにも免疫力アップのためにもスイミングを欠かしたくない。だが、私がもし新型コロナに感染するとしたら、一番可能性が高いのはスイミングだ。オミクロン株とやら、感染力が強いそうなので、これまでの対策で無事だったからといって今後も無事とは限らない。行きたいけど怖い。怖いけど行きたい …… とさんざ、迷った挙句、「とりあえず、今日は行こう」と決意した(←そう決めた理由が、特別何かあったわけではない。あえて言えば、単なる「ノリ」だとしか言いようがない)。
と、そんなこんなでこちらは不安感満載なのに、更衣室で顔なじみのメンバーが、新年のあいさつとともに「スイミングの休み、長かったねえ。今日は何が何でも来なくちゃ、と思ってた」と満面の笑みで言った。
そうか。感染者数が増えようが増えまいが関係ない。泳ぐことが待ち遠しくてならないこんな人もいるんだ。
同じ泳ぐにしても、ビクビクしながら泳いでいる私と楽しんで泳いでいる人と、どちらが有意義か? もっといえば、心身にもたらすプラスの効果はどっちが高いか?
悩める私の前に、更なる猛者が現れた。
今日、職場にいらしった客様S氏(←客様と言ったが、一般的な会社でいえば、私たちにとって「社長」に当たる)。
入口の検温計をスルーしようとしたので、やんわり検温のお願いをしたところ、機器におでこを突き出しながらS氏曰く「検温ねえ。ゴルフ場とかレストランとか、あちこちにこういうのが置いてあるけど、もう全然計ってないな。手の消毒も、全然してないわ」。
驚く私が「消毒スタンドを見るたびしなきゃ損とばかりに手指の消毒をしている」と返したら「そんなに消毒して、手、荒れん?」、さらには「そろそろ検温計もいらんくなるやろ。なんでって?だって、風邪に変異したんやろ」と驚愕のダメ押し。
S氏、大勢の人と接する仕事なのに、結構、飲みにも行ってらっしゃるし(←コロナ禍前は、他県への出張などで、私もこの方と飲む機会が結構あったのだが)。
何が何でもスイミングに来なくちゃ、のトモ以上にプラス思考。
新型コロナに対する考え方の温度差、ますます開く一方。
で私、スイミング、継続してもいいのかな。
…なこと聞く以前に、すべてが自己責任、か。
楽しめる 人は逃げ切る 予感する
鞠子