29都道府県で起こされた生活保護費に関する集団訴訟の判決で、同じ誤字が見つかった、という記事を読んだ。NHK「受信料」が「受診料」になっていたのだが、「誤字」そのものの問題というより、判決文を「コピペしたのではないか」という疑惑の方が大きな問題になっている。

 

これ、本音を言うと、とっても身につまされる。けしからん!と一刀両断にすることは、できない。

だって日常、仕事でも当ブログでも、コピペはオンパレード状態なんだもん。

わが職場など、以前、自分が書いたもの、先輩・同僚・後輩が書いたもの、基本的にすべてのデータが蓄積されており、類似の文書を作成するときは、当たり前にコピペしている。それどころか、ウィキの掲載文も日常的にコピペしている。

少なくとも、「写し書き」だったら誤字に気づく可能性も高いと思うが、画面上だと「読む」ではなく「見ている」だけだから、誤字もなにげにスルーしてしまう。

誤字だけではない。日付が前のまま、年度が前のまま、発信者が前任者の名前のまま …… 実はしょっちゅうある。いや、正しくは、大半が、同じ人間がミスっているのだが、とはいえ自分自身、絶対(・・)ミスらないとは絶対(・・)言い切れない。 

 

幸い、私たちの仕事は「大変申し訳ございませんでした」と頭を下げれば何とかなりそうだが、判決文じゃあ許されないな。

 

でもなぁ……

誤字部分の前後を含む3地裁の判決文を見たが、単純なコピペには思えない。出てくる単語や言い回しは確かに似ているが、もし、最初に出された福岡地裁の判決文を京都、金沢がコピペしたのだとすれば、「コピペだとわからないよう、相当苦労して修正した」としか考えられない。

そんな修正をするより、一から書いた方が早いと思えるほど。

むしろ、パソコンの「変換ミス」といった方が正確なのではないかと思えてくる。

 

…って、コピペ生活を送っている側のひいき目&苦しい弁解にしか過ぎないか。

 

 

 

 

 

 

 

PCが なければ起きぬ ミステイク

鞠子

 

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