日曜の深夜(←正式には、8日の月曜に日付は変わっていたのだが)、全然眠れないという事態に遭遇した。
私は「横になったらすぐ眠れる」人で、こんなことは珍しい。考え事をしていたわけでも、悩みや痛みがあったわけでもない。昼中、相当ストイックにステップ台運動をやっており、身体的に疲れているはずなのだが、なぜだかどうにも眠れないのだ。
羊が1匹、羊が2匹……をやってみたが、3000匹を超えたところで嫌になった。
頭元の時計を見たら、2時半すぎ。
まずい、本当に眠れない。
そうこうするうちに、バイクの音がして、新聞がポストに投げ込まれた。この付近、うちしか新聞をとってないらしく、すぐに走り去る音が妙に響く。
3時、4時……だめだ、全然眠れない。
結局、全く眠れなかった。おそらくところどころでうとうとはしたんだろうが、2時・3時・4時・5時・6時と、全部時計で確認している。
これは仕事に行けないかもしれない、と思った。
だがしかし、6時半、普通に起きた。特別しんどくもない。で、いつものよう、いつもの準備をして出勤した。1日中、眠気に苛まれることもなく、頭痛に苦しむこともなく、普通に過ごした。
むしろ、熟睡した感のある今日の方が、からだが重い。
睡眠不足は、一日遅れでやってくるのか。
それとも睡眠の質や量って、奥深いからくりがあるのか。
自分のからだなのに、からだって本当にナゾだらけだ。
年をとるほど、つくづく「人体の神秘」を思い知る。
目を閉じて まぶたの裏に 虹を見る
鞠子