今日から出勤…なんだけど、8月16日はまだお盆休みの会社が多いのか、客もこなけりゃ電話もほぼなし。
もう一人の出勤者、最若手オトコ後輩も、ただぼーっとパソコンの前に座っている。
私は今日中にしたい仕事があったのだが、相手さんがお休みのためできず。それでも連休中の雑事がなにやらわらわらたまっている。
私が彼の立場なら、先輩(←私ね)がごちゃごちゃやっているのを見たら「何か手伝いましょうか」と言う。だが、そんな気遣いは全くゼロ。とにかくぼーっとしている。かくいう私も、「何か手伝いましょうか」と言われたらかえって足手まといでウザいという「先輩としては最悪の思考」なので、一概に彼を責めるわけにもいかない。
「急ぎの仕事がなかったら、在宅勤務でいいよ。私、定時までいるから」
こんなこと、私に言う権利はないのだが、これが最良の方法だと思った。感染拡大防止の観点からも職場の方針からも、決してとがめられることはない。
彼は全く悪びれることなく「はい、何もやることがありません」と言った。
…「留守番なら僕がします」とか「手伝います」とか、ちらっと期待した私がばかだった。
ま、言われてももちろん断るんだけど。
そんなことで、昼から職場に一人。
窓全開にして、マスクを外して、仕事三昧…と思ったのだが、何か落ち着かない。
そう、「マスクを外している」のが、ものすごく違和感アリなのだ。
もう1年以上、職場にいる間はマスクしっぱなし。昼食のときは外すものの、部屋は別々、一人で食べることになっているので、仕事室でマスクを外していたことがない。
なんだか、まるで「下着、つけ忘れた」気分だった。
慣れって怖いなあ。
ほんと、怖い。
もしかして私、人前では、死ぬまでマスクしているかもしれない。
口元を 覆う布裏 悪意満ち
鞠子