これまで仕事上の会議で、思わず「ぷっ( ´,_ゝ`)」と吹いてしまうような意見に何回も出くわした。
言っている人は、ほとんどが「経営者」という立場の人で、そこそこの年齢のオトナなのである。それも決して不真面目じゃない。本人は大真面目なのだ。
例えば、参加できるのがごく限られた人に限るイベントをするにあたり、
「大々的に新聞広告を打て」
とか
「募集ポスターを銀行のあちこちの支店に貼ったらどうか」
とか言う人。
新聞広告の費用はどこから出すのか全く考えてないし、銀行がわけのわからぬポスターなど、むやみに貼るわけがないところまで考えが至らない。
そもそも参加条件がきついことを全く失念してしまっている。
こういったばかばかしい意見を聞くたび、笑ったり嘆いたりし、不遜を承知で言えば「なんてレベルの低い人たちばかりが集まったんだろう」と思ったものだが、最近、それもやむを得ない気がしてきた。
だって、「県をまたいだ移動はできる限り避けろ。特に感染拡大地へは」と言い続けてきたじゃん。感染拡大を防ぐには「皆が皆、家にこもるのが一番」だから、よくわかるよ、この呼びかけは。なのに「大規模接種センターの予約が埋まらないから、全国の高齢者のみなさん、東京へおいで・大阪へおいで」って、「ぷっ( ´,_ゝ`)」と吹かざるを得なくない?
それからなに? オリンピック期間中はテレワーク期間にせよ、って?
これも思わず吹いたわよ。
だって、テレワーク期間を設けるなら、オリンピック期間中じゃなくて緊急事態宣言中にすべきじゃないの。
ただでさえテレワークができない業種や規模の会社が、オリンピックのためにテレワークする?
国の偉い方々からこういうことを言われると、新聞広告も銀行でのポスター掲示も罪のない「ぷっ( ´,_ゝ`)」に思えてしまう。
みんな、大したことないのね。
もちろん私も含めてよ。
どこかにごく普通の人、いないのかしらん。
予防しに感染覚悟で都会行く
鞠子