夕べ、テレビのニュースで「与党議員が夜、銀座で飲んでいた」を知った。
そして今日、大相撲の時津風親方が「5夜連続で雀荘に通っていた」ことも知った。弟子の正大が優勝争いを繰り広げているさなか、風俗店に数回通っていた、というおまけ報道までついていた。
与党議員は認めながらも「店から要望を聞くためだった」とか「店主と話しただけだった」と言っているし、親方の方は事実なのかどうなのかよくわからないけど。
さかのぼれば、スガ首相が「ステーキ店での忘年会に参加していた」とか、中央・地方問わず、議員という肩書を持つ人が「飲み会に参加していた」「懇親会に出席していた」とか、芸能人が「ゴルフ旅行していた」という「スクープ」が、あちこちから聞こえてくる。
聞くたび、腹ただしく思う。あまりにも不謹慎だと思う。
だけど一方で、こういう「スクープ」そのものが、なんともいじましく思える。
居酒屋やスナックよりもクラブ。クラブよりも高級クラブ。
ゴルフよりは麻雀。麻雀よりは賭けマージャン。もっと言ったら麻雀よりは風俗店。
そうなると、より「スクープ性」が増す。より、人々の感情を逆なでできる。
そういった場所で張り込んでいる報道関係者。人々の感情をより煽れるだろう場所で有名人を見つけたときのしてやったり感。想像すると、とっても情けないんだけど。
大衆のウケを狙った自粛警察もどき。ますます過激になっていくのではないか。
このご時世、公人は不用意&不謹慎なことをすべきでない。
でもなぁ、こういう報道を見て単に怒るだけではすまない自分も間違いなくいる。
本当にせちがらい世の中。