スガ首相の施政方針演説を観&聴いていて思った。

新聞に掲載されている写真を見ても、同じことを思った。

 

この方は、どこを見て、誰に向かって話しているのだろう、と。

 

仕事柄、いろんな人(←特に経営者という立場の人々)の挨拶や講演、報告などを観&聴くことが多々あるが、「誰に向かって話すのか」はすごく大事な要素の一つだと実感している。

書類を読み上げる・視線が宙に浮く……これでは、いくらいいことを言っても、相手には伝わらない。

 

テクニックの問題ではない。

下手でもつまりつまりでも、響くものは響く。

文字に起こしてみると、それが如実にわかったりする。

 

スガ首相のそれは、文字に起こさなくても原稿をコピペすれば済む。

それなら、紙ベースで配っておけば済むことになってしまう。

演説とは、文字に起こせない部分が相当に大事なのだと思う。