効率一辺倒よりリスク分散 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

年始に続き「数年に一度」級の寒波が来る、と言われたわが県。
幸いなことに、私の住んでいる市は「低温」だけで、今のところ積雪は思ったほどではなかった。
北陸地方の皆様はじめ、豪雪の映像を見ると、本当に胸が痛む。

水道管が凍結するかも、と思い、寝る前、いろんな器に水をためておいた。
暴風が吹くかも、と思い、ハンギング系の花は全て下ろしておいた。
だが、停電になったらどうするか。ガスレンジもこたつもガスファンヒーターも使えず、暖が取れない。
スイミングトモEさんは、「灯油、買っとこうかなあ」とため息ついていたが、我が家は灯油を買ったところで灯油のみで使えるストーブがない。

こういう局面に立たされると、選択肢がたくさんあるほど安全なんだとつくづく思う。

ストーブからガスファンヒーターに変えたとき、あまりの便利さ&快適さにぞっこんだった。
スイッチひとつですぐ温風が出る。臭いがない。灯油を買ってきたり入れたりする手間がない。だから、数台あったストーブは、全て廃棄してしまった。
もし、ガスファンヒーターも石油ファンヒーターもストーブも湯たんぽもあれば、どれかは役に立つはずだ。

オール電化は安全でクリーンかもしれないが、電気が寸断されたらとんでもないことになるのではないか。
もっと原始的なことで言えば、車のキーとか窓の開け閉め、冷蔵庫から洗濯機に至るまで、かつてそれらがなかったころのシステムが残っていれば、いざというとき大活躍するに違いない。たとえ非効率的であったにしても。

スガ総理が「全て電気自動車に」みたいな発言をなさったけど、これもいろいろあった方がいいのではないか。
もちろん、環境にできるだけ負荷をかけない方法を考え続ける必要はあるが、何通りもの手段・システムがあることこそ、リスクが分散できると思う。