スガ首相を含む8人がステーキ店で「忘年会」をしたとか、茨城県で医師10人程度が「ワイン会」に参加したとか、相当叩かれている。なにより茨城の方は、クラスターとなってしまった。

 

この「飲み会」という行事。うちの仕事関係でもいろいろ問題になっている。

コロナ禍以前は、客様同士、交流・懇親を深めるための飲み会を頻繁に行っていた。俗にいう公的な(←私の立場から言えば仕事上の)飲み会。当然ながら、今は自粛となっている。ところが、これをよしとしない人、つまり「飲み会をやりたい」人たちが少なからずいるのである。

結果、うちは一切関知しない「有志による飲み会」という形で、現在も定期開催中のものがいくつか。一方で、そのことに対し「いくら有志でも」と憤っている客様たちもいて、ちょっとしたトラブルになっているのである。

ところで、怒っている方も「不謹慎だ」という正義論派ばかりではなく、「俺は我慢しているのに」という羨望論派も結構いる。

私個人の意見としては、「やりたい人にはやらせておけ」なので、怒る人の気持ちがわからない。その一方で、私はお酒を飲む人だけど、それほどまでして飲み会を開催したい気持ちがわからない。

 

実は先月、遠方からいらした某客様と飲みに行った。コロナ禍、初めてとなる「酒を伴う会食」。

誘われたとき、「このあたり、感染者増でピリピリしてるんですよね」とやんわり否定したのだが、某客様の住むあたりは当時感染者ゼロ地域だったため、危機感まるでなし。「職場でテイクアウト&缶ビール」とまで言われ断り切れず、恐怖心いっぱいで居酒屋へ行った。

客は私たちのみ。店はガンガンに感染対策を施してあった。だけど私はちっとも落ち着かなかった。某客様は面白い人だし、おいしく飲める人だし、仕事以外の話もいっぱいできる人。でもやっぱり、どうにも楽しむ気持ちにはなれなかった。

 

忘年会も新年会も同様。

幸い私はどれもなしですみそうなので、完全ステイホームで年末年始を迎える予定。