今日午前中、職場の会議室で、上司がオンライン会議に出席していた。
その最中、ある行政機関の某氏から上司あてに電話がかかってきたのだ。
会議中であること、それも終了時間が決まっていない会議であること、よって伝言する旨を伝えたら、某氏は「今日、午後、来ていただくことになっている件なので…」と、言外に「電話を取りついでほしい」意向満々な返答をして、伝言しようとしない。
やむをえず、上司に言いにいった。
上司は電話に出るため、パソコンの前を離れた。
用件は、コロナ感染者数急増という状況下、「本当に来るんですね」という確認だった。
なんかものすごく不愉快。
うちの職場では、オンライン会議のマナーについて、ことあるごとに問題になってきた。勝手に席を離れる、タバコを吸う、雑音が聞こえる、携帯電話に出るウンヌンカンヌン。本来、取りつぐことさえマナー違反。「本当に来るのか」の確認なんて、とりあえず伝言でも済む話ではないか。
ところがこの行政機関、さらに癪に障る行動をなさった。
30分もしないうちに、同じ機関の別の某氏からまた電話がかかってきたのである。
先と同様、会議中であることを伝えたら、今度の某氏は、もっと強硬な物言いをした。
「今日、午後の件なので、どうしても取りついでほしい。取りついでもらわないと困るのですが」
取りつぐまで電話は切らないという迫力満点だった。
相当頭にきつつ、上司に言いにいった。
上司殿もキレる寸前だった。
用件は、「午後から来る人の名簿をよこせ」だった。
これだって、伝言で済む類の話だ。
オンライン会議はいろんなところで「普通」になってきている。
そのマナーは出席している人だけでなく、まわりの人の配慮も欠かせない。
思えばオンラインであろうとなかろうと、配慮することの本質は変わっていない。
全く不愉快なやりとりだった。