ナミダのクッキングNo.2922 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

我が家の斜め右前のお宅、どうも引っ越したらしい。

 

もともと空き家だった家に越してきて、10年経つか経たないかの人々。

実際、「なんだか妙な人々」ではあった。

ときどき誰かが住んでいる。ときどき数日間、全く無人になる。中年のご夫婦がいるようないないような、要介護の老人がいるようないないような、娘+孫らしき幼児がいるようないないような。

住んでいる人の家族構成が全くわからない。

ただ、「時々住んでいる時」は、決まって深夜3時・4時でも電気がついているのである。

その上、そこそこ広い庭がとにかく草ぼうぼう。玄関先など、廃品みたいな家具やら道具やらが、乱雑に積み上げられており、夏など「さぞ、蚊が多いのではないか。虫だらけなのではないか」と、私は余計なおせっかい心配をしていた。

 

それなのに、業者みたいなトラックがきて廃品がすっかり持ち出されて以来、人の出入りがゼロになった。

そうなってもう1ヶ月以上、経つ。草ぼうぼう状態は相変わらずなのだが。

 

そんなことで、特別お付き合いがあったわけでもないので、越そうがどうということはない。

…はずなのだが、毎晩、わが家の窓越しにその家を見るたび、私は自分でも信じられない感情にとらわれるようになった。

 

…淋しい… だって、真っ暗なんだもん…

 

高齢化・無人化が進んでいるわが町内、とにかくどの家も消灯時間が早い。日付が変わっても電気がついている、日付が変わってからがカーニバルという点で、斜め右前のその妙なお宅と我が家は「唯一の仲間」だったのである。

 

いやぁ、本当に見るたび寂寥感にさいなまれる。

淋しい。

…だったらオマエも早く寝ろっ!