コロナ禍の渦中、初めて知ったことがいくつかある。
何日か前、ここで「刑務所や留置場で感染したらどうなるんだろう」と書いた。
そんなところで感染拡大したら、打つ手なし・非常事態だと思ったのだが、よくよく考えてみれば、他にもいっぱいあるではないか。
病院。これはわかりやすい。
介護施設。ここもまずい。
スーパーとかコンビニとか。これも困る。食料品が買えなくなったら大変なことになる。
裁判所。すでに裁判が延期されたり、入室する人が制限されたりしている。
市役所。大津市役所が大変なことになっている。緊急性のない手続きは後回し、ということだが、実は大変困ってしまうことが多々あるのではないか。
学校。今は休校中だからいいようなものの、ひとたびクラスターが発生したらと思うとぞっとする。
そのほか、ゴミ収集に来てくれる職員さんや郵便局員さん、上下水道を管理している職員さんや警察官、ネット関係を整備している人や車を修理してくれる人…
つまり、誰一人として「感染しても影響はない」という人はいないではないか。
つまり、私たちの生活は、いかに多くの見知らぬ人々の働きによって支えられているか、ということではないか。
今ごろ気づくとは…
だがしかし、コロナ禍がなければ、永久に気づかなかったかもしれない。
今はただただ、みんなに感謝したい気持ちでいっぱい。