鬱々とした日々だけど、毎日一つはいいこと見つけるぞ!
…ということで、今日、ほっこりしたのはこの話。
仕事用で銀行へ行く際、社用車を使った。
エンジンをかけたら、つけっぱになっていたラジオから、子供の声が流れ出した。
小学生の子どもが電話でわからないことを相談し、プロがその疑問に答える、という趣旨の番組らしい。
小学三年生の男の子の質問を、途中から聞いた。
「アリはなぜ高いところから落ちてもケガをしないのか」
…ううむ。すばらしい。そんなこと、考えたこともなかった。確かにアリは、高いところから落ちてもケガをしない。
そして、応ずる先生の切り返しもよかった。
「コウヘイ君(←名前は忘れちゃったので、よくわからない)は、アリが高いところから落ちるのを見たこと、あるのかな? ケガをしなかったことを見たのかな?」
…なんとすばらしい。ケガなんてするわけない、見なくても知っている、という私の固定概念を、見事に覆した。
そして対するコウヘイ君、たどたどしいもの言いながら、要旨、以下のようなことを話した。
○草の生えているところを歩いたら、震動で、アリが草から落ちた。
○人間なら、しばらくうずくまって動けないが、アリはすぐに歩きだした。
○人間なら8秒ぐらいはうずくまる。アリは、1秒か2秒で動き出した。
…これを聞いてもう、なんとも言えず幸せな気分になった。
先生は、重力やら地面の反発力やら、平易な言葉で回答していたが、それより何より、コウヘイ君の思考・好奇心・素直さに全く感動した。
すばらしい。
癒された。