「ご注文のスマホが入荷しました」とショップから連絡があり、昨日2時に取りに行く予約を入れた。

 

前にも書いたが、スマホショップは苦手なのである。

何とか割引、なんとかプランとあれこれ説明されても、全然わからないから。

今回の機種変だって、望んでしたわけではなく、来年だったか再来年だったか「使えなくなります」というハガキが届いたからやむを得ず、なのだ(←よって、一番安いヤツ)。

だが、チンプンカンプンの契約はすでに済んでいるので、新しい機種にメールアドレスと電話番号を移行してもらうだけのこと。ラインもツイッターもフェイスブックも、ましてやpaypayもやってないし、写真も執着してないので、もはや気が楽だ。

 

…と思ったが、今回もそれは大変甘い見通しだった。

 

ショップのスタッフ…じゃなくてクルーとやら、明らかに「外国の方」とわかる女性がお出になったのである。

胸名札は、よくある日本名の名字が記されているが、どうみても東南アジア系のお方だ。

 

…嫌な予感がした。

…やっぱり…

 

新機種の分割払い手続きをしなきゃならない。その上、WiFiのパスワードとかTポイント還元とか、ややこしいことを言い出した。

それも、妙な日本語で。

彼女は「アクセント」も「てにおは」も、わかるようでわからないタドタドした日本語をお話しになる。

つまり、「日本語の理解が不十分なクルー」と「用語の理解が不十分な鞠子」が、ちぐはぐな会話をしてるのである。

これ、ハタから見てたら、さぞ、おかしい状況だったに違いない。

 

「ナニカオワカリニナラナイコトアリマスカ?」

あるにはあるが、質問したら、その答えにますます混乱しそうだ。

 

よけいなことは言うまい ―― 途中で諦めた。

しかし、ケムにまかれて不要な契約までしちゃったんじゃないかという懸念が残り、後味が悪い。

もしかして、それがショップの狙いか?


だから嫌なのよ、スマホショップ。


新しい機種が発売されると、前日からショップに並んでいる人々の気持ちは、私には全くわからない。