2017年、指揮者のシャルル・デュトワ氏(←超有名)が、女性音楽家たちに対しセクハラを繰り返していたとして、米ボストン交響楽団が契約打ち切り。
2018年、米メトロポリタン歌劇場の名誉音楽監督、ジェームズ・レバイン氏をセクハラ疑惑で解雇(←私はこの人を知らなかったが、歌劇場は超有名)。
2019年、テノール歌手のプラシド・ドミンゴ(←何と言っても世界の三大テノールの一人)のセクハラが発覚、米ロサンゼルスオペラ総監督を辞任。
・・・と、音楽界のセクハラ云々があちこちで取り沙汰されている。
え? セクハラ? デュトワ氏もレバイン氏もドミンゴも絶対許せない! ― と言い切ってしまえるならコトは簡単だが、心の中になんとなく割りきれないものが残るのは私だけ?
権力を武器にして、「俺の言うことを聞かなければ、オペラの役はやらん」とか「言うことを聞けば、主要な役を与えてやる」といった場合。
あるいは、完全なる天狗状態で「世の中はみな、自分の思い通りになる」と信じ切っている場合。
ならば、どうひいき目に見ても、デュトワ氏・レバイン氏・ドミンゴに非があるだろうが、音楽って(おそらく芸術と言われる世界はおしなべて)、別の側面もある。
これはあくまで私の話、として。
例えば、声が好き、音色が好きという奏者がいる。しかし「人間としてのその人」については、何も知らない。知らなくても、声や音色が好きだからということで、「人間としてのその人が好き」と思いこんでしまう。
その状態で、こう歌うんだよ、こう弾くんだよと手取り足とり指導されたとしたら…
結果、こじれたら(こじれる可能性が高い)、「セクハラ」と叫ばないだろうか、私。
別の側面、と書いたが、もっとストレートに言えば「麻薬の側面」。
ハラスメントかハラスメントでないか、一般的な世界より「線が引きにくい」のではないか、などと思ったりするんだけど。
ちなみに、ドミンゴだけ呼び捨てにしていたことに今気づいた。
別に深い意味はない。
2018年、米メトロポリタン歌劇場の名誉音楽監督、ジェームズ・レバイン氏をセクハラ疑惑で解雇(←私はこの人を知らなかったが、歌劇場は超有名)。
2019年、テノール歌手のプラシド・ドミンゴ(←何と言っても世界の三大テノールの一人)のセクハラが発覚、米ロサンゼルスオペラ総監督を辞任。
・・・と、音楽界のセクハラ云々があちこちで取り沙汰されている。
え? セクハラ? デュトワ氏もレバイン氏もドミンゴも絶対許せない! ― と言い切ってしまえるならコトは簡単だが、心の中になんとなく割りきれないものが残るのは私だけ?
権力を武器にして、「俺の言うことを聞かなければ、オペラの役はやらん」とか「言うことを聞けば、主要な役を与えてやる」といった場合。
あるいは、完全なる天狗状態で「世の中はみな、自分の思い通りになる」と信じ切っている場合。
ならば、どうひいき目に見ても、デュトワ氏・レバイン氏・ドミンゴに非があるだろうが、音楽って(おそらく芸術と言われる世界はおしなべて)、別の側面もある。
これはあくまで私の話、として。
例えば、声が好き、音色が好きという奏者がいる。しかし「人間としてのその人」については、何も知らない。知らなくても、声や音色が好きだからということで、「人間としてのその人が好き」と思いこんでしまう。
その状態で、こう歌うんだよ、こう弾くんだよと手取り足とり指導されたとしたら…
結果、こじれたら(こじれる可能性が高い)、「セクハラ」と叫ばないだろうか、私。
別の側面、と書いたが、もっとストレートに言えば「麻薬の側面」。
ハラスメントかハラスメントでないか、一般的な世界より「線が引きにくい」のではないか、などと思ったりするんだけど。
ちなみに、ドミンゴだけ呼び捨てにしていたことに今気づいた。
別に深い意味はない。