連休最終日は『ジャン・チャクムル ピアノコンサート』
先々月だったか、名フィルの定演に出演。すごく素敵な音だったので、ソロコンサートに行くことを決めた。

ところで、
会場についたら、堂々たるピアノが準備されていた。
光沢とか重量感とか大きさとか、なんかいつもと違う。
あれ?『STEINWAY』の表示がない。見たことのないアルファベットの羅列…

そばによって見てみた。
わ、これか!この前、音楽トモに聞いたピアノ『Shigeru Kawai』。
…とはいえ、残念ながら私には音の違いが聞き取れるわけじゃない。舞台ばえするピアノに見とれるばかりだった。

さて肝心の演奏は…
「若さ」と「真摯さ」と「真面目さ」がひしひしと伝わってくる快い音色だった。
今さらこんなことに気づいてナンだが、ソロコンサートは、「ソリストの人間性」があらわになり、その人間性が好きかどうかで聴こえ方が変わってくる。
ステージにいる間中の一挙一動が音につながってくる。

シューベルトの『白鳥の歌』。特に『住処』『街』。なんともいい感じだった。

実は明日、ダン・タイ・ソンを聴きに行くことになっている。
初めてダン・タイ・ソンのリサイタルに行ったときの鮮烈な印象は、今も忘れられない。
こちらは巨匠。
おそらく、ジャン・チャクムルとは全く違う音色なのではないかと、今からワクワクしている。