休み明け、出勤したら、「応募書類在中」という封書がいくつも来ていた。
事前にハローワークから連絡があった人アリ、なかった人アリ。
とりあえず私が、履歴書と職歴経歴書に目を通す。
みんながみんな、すごい転職数。その上、びっくりするようなキャリアばかり。
…それも驚きなのだが、もっと驚いたのは、「信じられないくらい綿密な職歴経歴書」が添付されていること。それも自信満々が丸見えで。
「何年何月、A社のA事業部で新商品立ち上げをリードした」とか「何年何月~何月 県内の会社を何十社訪問」とか。
こんなこと、よく覚えているなあ、十年も二十年も前のことなのに。
私など、休み中、健康診断の際出した問診票で、医師に言われたばかり。
「手術の年月が、去年書かれたのと違うんですけど…」
実は昨年も、同じこと、言われた。同じ医師に。古い手帳や保険請求書類を探せばわかるかもしれないが、そんなこと、もうめんどうくさくてやれない。
手術のことすら覚えていぬ。なのにこの人たちは5回も6回も転職し、それぞれの綿密な職歴が書ける。それだけでも脱帽モノだ。
そして、そして、
さらに驚いたのは、「履歴書発送を代行する会社がある」ということだ。
角2の窓あき封筒で送られてきた。
窓からのぞいているのは、コンピュータで印字されたうちの社名や住所だ。
一見、保険会社から「保険料シュミレーション」でも送ってきたかのよう。だが窓には「応募書類」と赤で印字してある。
これ、求職者が代行会社に事前登録するのだ。そして、履歴書や職務経歴書のフォーマットにあらかじめ入力しておく。
その後、求職者はハローワークやハローワークインターネットサービスで人を募集している会社を見つけ、ここぞと思った求人番号を代行会社のサイトに入力すれば、相手先に書類を自動発送してくれる、というシステムらしい。
なので、送られてきた書類にはいちいちバーコードがついている。
…これには驚いた。
履歴書、と言えば、辞書を見ながら丁寧に丁寧に一字ずつ万年筆で書くもの、と思っていた。
字がきれいであること、誤字脱字がないことも、選考を左右すると聞かされていた。
いやぁ、時代は本当に変わったのだ。
そういえば、もう字のきれい・きたない、なんて関係ないのかもしれないな。
字は「書く」ものではなく、「打つ」ものだから。
履歴書発送代行会社に登録している時点で、いったいこの人は、何社に履歴書を送っているのか、もしかして手当たり次第、送っているのではないかと疑ってしまう。
それに、やっぱりみんな「字がきたない」。封筒の表書を見ると、いかにも走り書きで、丁寧感が全然ない。
やっぱりこれを見ただけで、私的には評価が下がる。
もちろん、中の書類はすべてパソコンで作成してあり、誤字も脱字もない。
今やこういう求職活動方法が当たり前なんだろうか。
やっぱり私の考えが古すぎるんだろうか。
それよりなにより、私には、そもそも採用決定権がないのだが。
事前にハローワークから連絡があった人アリ、なかった人アリ。
とりあえず私が、履歴書と職歴経歴書に目を通す。
みんながみんな、すごい転職数。その上、びっくりするようなキャリアばかり。
…それも驚きなのだが、もっと驚いたのは、「信じられないくらい綿密な職歴経歴書」が添付されていること。それも自信満々が丸見えで。
「何年何月、A社のA事業部で新商品立ち上げをリードした」とか「何年何月~何月 県内の会社を何十社訪問」とか。
こんなこと、よく覚えているなあ、十年も二十年も前のことなのに。
私など、休み中、健康診断の際出した問診票で、医師に言われたばかり。
「手術の年月が、去年書かれたのと違うんですけど…」
実は昨年も、同じこと、言われた。同じ医師に。古い手帳や保険請求書類を探せばわかるかもしれないが、そんなこと、もうめんどうくさくてやれない。
手術のことすら覚えていぬ。なのにこの人たちは5回も6回も転職し、それぞれの綿密な職歴が書ける。それだけでも脱帽モノだ。
そして、そして、
さらに驚いたのは、「履歴書発送を代行する会社がある」ということだ。
角2の窓あき封筒で送られてきた。
窓からのぞいているのは、コンピュータで印字されたうちの社名や住所だ。
一見、保険会社から「保険料シュミレーション」でも送ってきたかのよう。だが窓には「応募書類」と赤で印字してある。
これ、求職者が代行会社に事前登録するのだ。そして、履歴書や職務経歴書のフォーマットにあらかじめ入力しておく。
その後、求職者はハローワークやハローワークインターネットサービスで人を募集している会社を見つけ、ここぞと思った求人番号を代行会社のサイトに入力すれば、相手先に書類を自動発送してくれる、というシステムらしい。
なので、送られてきた書類にはいちいちバーコードがついている。
…これには驚いた。
履歴書、と言えば、辞書を見ながら丁寧に丁寧に一字ずつ万年筆で書くもの、と思っていた。
字がきれいであること、誤字脱字がないことも、選考を左右すると聞かされていた。
いやぁ、時代は本当に変わったのだ。
そういえば、もう字のきれい・きたない、なんて関係ないのかもしれないな。
字は「書く」ものではなく、「打つ」ものだから。
履歴書発送代行会社に登録している時点で、いったいこの人は、何社に履歴書を送っているのか、もしかして手当たり次第、送っているのではないかと疑ってしまう。
それに、やっぱりみんな「字がきたない」。封筒の表書を見ると、いかにも走り書きで、丁寧感が全然ない。
やっぱりこれを見ただけで、私的には評価が下がる。
もちろん、中の書類はすべてパソコンで作成してあり、誤字も脱字もない。
今やこういう求職活動方法が当たり前なんだろうか。
やっぱり私の考えが古すぎるんだろうか。
それよりなにより、私には、そもそも採用決定権がないのだが。