今、ようやくできる話(←数日前にも、こんな書き出しがあったが…)

先週の水曜日の夜から、ノドが猛烈におかしくなったのである。

何度も言うようだが、私はノドが弱い。
歌のため、人の何倍も何倍も気を遣っている。その日の声の具合によって体調がわかる。当然、風邪の前兆も見逃すはずがない。
それが突然、「ピンポン玉を飲み込んだ」ような腫れ感が起こった。ただし、痛みは全くない。食べたり飲んだりも、支障なし。呼吸が苦しいわけでもない。声は絶好調。なのにボーッとテレビを観てるときとか、パソコンを打っているときとか、ノドの圧迫感が気になって仕方がない。

5月、ノドの炎症がなかなか治らず、その後、同じような腫れ感がしばらく続いた。この腫れ感だけが、いきなりきた、という感じ。

木曜日・金曜日・土曜日、腫れ感アリのまま。
土曜夜、早めに寝て、日曜遅起。そうしたら、多少、軽減した。
睡眠不足、急な暑さによる疲れだったのかも…と自己判断したのだが、月曜日、出勤したら、またモトのモクアミ腫れ感復活。
これは、医者に行かねばならないか。
ノドか食道か胃か… 
しかし、からだはえらくないし、熱もない。ノドを痛めそうなもの(←私の場合、要注意はメロン)も食べてない。

ネットで調べたら、『咽喉頭異常感症』なる病名を見つけた。その症状、まさにピッタリ合致する。
考えられる原因は「ストレス」とある。

え? ストレス? … それで思い当たった。
先週の水曜日、職場でショッキングな出来事があったのだ。
仕事帰り、接骨院に行ったときも、「肩が異様に凝っている」と言われたのだが、そんな自覚はなかった。
ノドは確かにその夜からおかしくなった。

しかし…
出来事が全く想定外のことだったのは確かだが、心身に異常をきたすほどの強いストレスになったとは思えない。
 
しかし、そういえば…
ストレスだと自覚しているうちは、実はストレスではない。本当のストレスは、ストレスだと自覚できないからこそ、心身を痛める ―― そんな話を、かつて聞いたわ。

水曜日の出来事、私に相当ダメージを与えたらしい。
当人、少しも気づかぬまま。
心身とは、なんと未知なものだろう。

今も出来事自体、全く解決していないが、ノドの腫れ感はほぼなくなった。
もちろん、他の重篤な病気が隠れている可能性もゼロではないが…