昨夜、音楽トモたちと、美術館に行く算段をした。

私を含め、働くオンナたちは、基本、土日しか空きはない。
だが、彼女たちのスケジュールカレンダーを見て、改めて驚愕した。
「土日すら、空きがない」のである。

研修・教材研究・会議・参観日・懇談日・なんとか祭・なんとかデー、ウンヌンカンヌン…

A3用紙の裏表に記された年間カレンダーは、あまりの過密ぶりで、本人、欄外のマーカーラインを指しつつ曰く、
「ピンクは学校行事、グリーンは課外授業、オレンジは研修。色分けしないと管理不能」

教員が忙しすぎることは、ちょくちょくマスコミでも取り上げられるが、これはひどい。土日もしっかり何かが入っている。
こんな状態で、果たして一番大事な「対子ども」にウエイトを置けるのだろうか。

部外者の私が、カレンダーを見ながら大きなため息をついてしまった。

「中学だと、ここに部活動が加わるから。それよりは、まだまし」

諦め顔のトモたち。
結局、美術館に行ける日は、1日も確保できなかった。