働き方改革とやらで、職務担当や給与体系など、わが職場もいろいろ変わることになった。
時間がお金に換算されることになる。
時間で計れる仕事じゃないのに。
矛盾している。
オトコ後輩Eが朝方、「今日、一時に来客があります」と言ってきた。
Eが担当している組織に関連した新施策が打ち出されたため、その普及に県の関係者が来るのだという。
会議室に暖房をつけたり、お茶の準備をしたりして用意していた。
だがしかし、1時になってもいらっしゃらない。連絡もない。
E曰く「3時と言われたのを13時と聞き間違えたのかなあ」。
…うわ、なんだかすごーくイヤな予感がする。
それでEは、3時までぶらぶらして待っていた。
だがしかし、3時になっても、誰も来ない。連絡もない。
「どうしましょう」
―― って私に聞いてどうするんだっ(`Δ´)! 先方に聞いてみればいいじゃないっ!
「いや、それが、どの部署の誰が来るのか知らないんです」
―― えええっ!!!(@ ̄□ ̄@;)!! それってどういうこと?
「電話がかかってきたとき、向こうは部署名や名前を名乗ったんですが。いい加減に聞いていたもんですから。こうなったら確かめようがないんです」
あきれて言葉が出なかった。
確かに、この来客様、仕事の優先順位から言ったら決して上位ではない。
だが約束は約束だ。どんな相手であろうとも、仕事での約束は「きちんとして、きちんと守る」。できなければ「できないことをきちんと伝える」。こんなこと、昨日入ったばかりの新入社員だってわかる。
約束した相手が何者か、名前すら知らないとは…
考えられるのは、先方かEのどちらかが「約束の日時を間違えている」ということ。
しかしこの類のミス、Eは初めてじゃない。むしろしょっちゅうだ。
だから、「Eの方が間違えている」と思わざるを得ない。
結局、Eは午後からの3時間、ムダにした。
それでも「時間はお金に換算される」。
役割分担他諸条件上、Eがもっとも働き方改革の恩恵を受けることに、改めて怒りがこみ上げた。