イオンが障がい者を店頭業務につける取り組みを始める、という新聞記事を読んだ。
これまでは、事務系の仕事がほとんどだったが、店頭に出て、接客などの仕事をしたいという声も上がっていたのだそうだ。
何の問題もない。
店の中でも店の裏でも、やれる人が(あるいはやりたい人が)やれる仕事をやって対価を得る。
当たり前のことだ。
だがこの「当たり前」がなかなか難しい。
海外テレビドラマ『マクガイバー』で、マティ・ウェバー局長を演じるメレディス・イートン。
明らかに背が低い。
初めて観たときびっくりした。
合成画像かと思った。
こんなに堂々と障がいを全面に出すわけがない。
ここまでして、人物像を作り込むとは…と感心してしまったのだが、実は本当に身長が130㎝に満たない小人症なのだそうだ。
この小さな上司、思いきりパワフル。
ちょこちょこ動き回り、上を向いて部下を叱り飛ばす。
役柄としては、ハマリすぎ。
もちろん、誰も彼女が小さいことなど、問題にしていない。
だが、これが日本映画で通用するだろうか。
日本版『マクガイバー』をつくるとしたら、局長は全く違うイメージの人物につくりかえられるのではないだろうか。
『マクガイバー』を観てびっくりしたのは、私だけじゃないと思う。
あんまり慣れてないのだ。
そのうち、「ごく普通」になる。
いまや、マティ局長VSマクガイバーのやり取りは当たり前の光景だ。
イオンの取り組みは、今後、このあたりのショッピングモールにも拡大されるそうだから、期待&注目する。