今日は演奏会へ。
ヴァイオリンのソリストが招かれている。

ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲。
ヴァイオリン、超絶技巧!
すごっ!
すごすぎっ!
ひたすら、アゼン(@ ̄□ ̄@;)!!

でも、正直言うと、このソリストの演奏を「また聴きたい」という気にはなれなかった。
登場してきた段階から、そこはかとなく違和感があったのだ。

ハタチそこそこなのに、堂々としすぎている。
むしろ、傲慢な印象さえ受けた。
聴衆に向き合ったとき、あごが上がりぎみで、「どうだ!聴かせてやる!」みたい。
父親以上の年齢の指揮者に対し、敬意も感じられなかった。

11歳から国内外のオーケストラと共演している。その華やかな経歴が、かえって「演奏者がまとう無音の音楽」を硬化してしまっているのではないか…そんな気さえした。

私が音楽に求めるのは、一人抜きん出た超絶技巧より、ゆっくり肩の力が抜けるような、じんわり癒やされるような世界。
だから、今日は少々不満。

もちろん、これは単なる「好き嫌いの問題」なんだけど。